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最相葉月の「なんでやねん日記」
最終更新日 2002.08.30

2002年8月30日(金)――その23
先日うちの猫が亡くなりました。まだ2歳半で、
ようやく落ち着きが出て...

ずいぶん間があいてしまいました。申し訳ありません。今月は盆休みをはさんで取材で長らく東京を不在にしておりました。この間ずっとインターネットが使えなくてすっかり情報に疎くなってしまったのですが、大学関係者や学生さんも休暇中のためかふだんよりアクセス数も減っていますので、これを機会に現在、資料庫の改訂と会員制掲示板を新しくアップするため鋭意準備中です。この6月より心強い助っ人、正体不明の必殺管理人フジモトの兄さんが参加されまして、全体的な見直しも含めて検討中です。今しばらくお待ちください。

ところで、先日うちの猫が亡くなりました。まだ2歳半で、ようやく落ち着きが出て兄さんらしくなったなと思っていたところだったので、本当にショックでした。猫といえど家族の一員にちがいはなく、あれこれと些細なできごとが怒涛のごとく思い出され、そのたびに涙ぐんでしまいます。もっとおいしいお魚をあげればよかったとか、ぜんそくなど気にせずに一緒に寝てやればよかったとか、後悔ばかりです。以前、猫を飼う前は、自分のペットが亡くなって悲しんでいる人たちのことをあまり理解できませんでした。でも、今はちがいます。ペット、なんて言葉で表現しますが、ペットじゃないんです。家族なのです。

クローン猫のことが話題になりましたが、今こうして実際に家族としての猫を失って思うのは、クローンなどまったく次元の違う話だな、クローンがほしいなど思いもしないな、ということです。あの飼い主がいっていたのは、自分が飼っていた愛犬ミッシーのクローンをつくりたいということだったかと思います。クローン猫の研究はその同じプロジェクトでした。しかし、一匹の猫のクローンをつくるために代理母や卵子摘出用にいったいどれだけの猫が犠牲になったのでしょう。彼らの犠牲はどう考えるのでしょう。

人であれ、動物であれ、大事なのは自分と共有してきたかけがえのない個別の記憶であって、死は死として受け入れなければならないのです。たとえ遺伝情報が同じであれ、クローンは別の犬、別の猫。クローンがほしいという欲望は、その動物への愛情とはかなり違う別のものではないかという気がしています。クローン猫はとても可愛いいですが、あの可愛さの背後にあるものへの想像力が必要です。

2002.08.30 最相葉月(プロフィール)



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