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最相葉月の「なんでやねん日記」
最終更新日 2002.11.11

2002年11月11日(火)――その25
みなさんはプラントハンターという職業を
ご存知ですか...

編集日記で長澤さんも書いてくれていますが、LNETも開設から一年が過ぎました。この間、たくさんの人々のご協力をいただきましたことを心より御礼申し上げます。当初冒頭に置いていたトピックスを移動し、「質問の小部屋」を一番上に置いたのは、LNETが本来やりたかった専門家と非専門家の橋渡しをもう少しアピールしたいと思ったためです。私も取材をしていてつくづく感ずることですが、人に質問をするというのはとてもむずかしいことです。自分が何がわからないのかを知っていなければならないからです。 LNETでは、先日来、質問される際になぜそれが知りたいのか、質問の背景を書いていただくことをお願いしております。先生方も本業の合間をぬって誠実に回答してくださっているのですから、その質問がどれほど切実なものであるのかを知る必要があるためです。最近では、映画ジュラシックパークを題材にした質問に対しては丹生谷博先生がウィットに富んだ楽しい回答を、遺伝子診断の質問に対しては武藤香織先生がわかりやすく、かつ慎重な回答をくださっています。コラムとして読まれても興味深いものですので、ぜひごらんください。

ところで、みなさんはプラントハンターという職業をご存知ですか。19世紀から20世紀初頭の大航海時代に、イギリスやオランダが植物資源が豊富な中国や中東に派遣した植物採集家たちのことです。主に薬剤になる原料や園芸産業の発展のために耐病性、耐寒性などの性質をもつ植物が重宝されたのでした。植民地政策の終焉と共に減少したプラントハンターですが、現代の数少ないプラントハンターの一人が日本にもおられます。ナチュラリストの荻巣樹徳さんという植物学者です。私は拙著「青いバラ」の取材でお目にかかって以来、たびたび荻巣さんにお目にかかりお話をうかがっていますが、今年8月4日には中国四川省の4000メートル級の高地で、80年以上発見されず幻といわれていた黄色いアヤメ(イリス・ナルキツシフローラ)を再発見されました。普通のイリスは花菖蒲のように6枚の花びらのうち3枚の内花被片が立っているのですが、この黄色いアヤメは花びらがすべて平咲きになっていて、オレンジの斑点があるとても珍しいものでした。植物界では大きなトピックスです。詳しい内容は雑誌『遊歩人』に連載している「天の塵 海の滋 人の声」11月号に書きましたので、興味のある方はこちらもぜひごらんください。

2002.11.11 最相葉月(プロフィール)



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