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最相葉月の「なんでやねん日記」
最終更新日 2004.06.09

2004年6月9日(水)――その69
誤報その2

なぜこんなことを次々と指摘しなければならないのかわかりませんが、本日の日経新聞朝刊が昨日の時事通信電とそう違わない報道をしています。それから、先月すでに共同通信がこんな悪質な報道をしていたことがわかりましたのでお知らせします。

<総合科学技術会議生命倫理専門調査会は12日、遺伝病の研究のために受精卵を作ることを認めた方針を転換、当面は生殖医療の研究に限定することでほぼ合意した。同日の調査会で、薬師寺泰蔵会長(同会議議員)が最終報告の骨子を提示、異論が出なかった。(中略)研究に使うためだけに卵子を提供してもらうことは認めず、不妊治療の際に同意に基づき提供を受ける方法などにする。(共同通信)[5月12日19時37分更新]より一部引用>

異論ばんばん出てましたがな。いったい何を聞いてたんですか???

これらの報道は、内閣府事務局と薬師寺会長の意向を反映して既成事実をつくろうとしたのでしょう。私一人だけがこんなことを主張しても信用できないという方がおられるかもしれませんので、昨日の調査会について別の報道を。

<現在、調査委では、最終報告素案に基づいた議論を行っている。しかしヒト未受精卵の採取・研究利用の問題を始めとして委員間の意見の差が大きく、一本化は難しそうな雰囲気が濃厚に漂っている。薬師寺氏は、最終報告書を作成するために「最後は採決もあり得る。しかしできるだけ採決にはしたくない」とコメントした。総合科学技術会議の専門調査会で、報告書作成のために委員間の決を採るのは異例の事態だ。(日経バイオテク・オンラインニュース6月9日より一部引用>

ちなみに、日経バイオテクは再生医療推進の報道を行っておりますが、その報道でさえ、<受精卵については生殖補助医療の研究に限って認める>などという結論めいたことは報じておりません。これだけ対立が濃厚な生命倫理に関する課題を多数決で決めるというのは異常事態であるといっているのです。

2004.06.09 最相葉月(プロフィール)



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